出光興産の増資 めったに日本株に関しては記事にしないのですが、出光興産が昔を思い出す株価推移をしていますので、取り上げたいと思います。結論から書いておきます。やはり日本企業は既存株主の立場が弱く、投資対象としては非常に難しいということです。 さて、その出光興産ですが2015年に昭和シェル石油との経営統合の合意をしました。この決定に対し、出光佐三氏以来の創業家が反対をしています。創業家は今も大株主ですので、その意向は無視できません。 創業家の反対を受けながらも、統合方針を進め、出光興産の現在の経営者側は昭和シェル石油との合併を2016年に発表します。そもそもこの合併は、原油価格低迷に伴う国内石油関連会社の統合を経産省が推し進めており、それに乗った形です。 その結果、創業家はさらに態度を硬化させています。 出光興産の社風と上場 もともと出光興産はカリスマ経営者である出光佐三氏のワンマン経営で上