自民党の岸田文雄国対委員長は5日午前、国会内での国対幹部会合で、国民新党の連立離脱問題が決着していないことについて「今の状況が続いたら閣僚が出席する委員会の審議には(全部)応じられない」と述べ、政府・与党が政権の枠組みを明確にしなければ6日から衆参両院で全面的に審議拒否に入る方針を表明した。 岸田氏は4日に自民党の脇雅史参院国対委員長と調整し、この方針を確認。民主党の城島光力国対委員長にも伝えた。参院自民党幹部は「政権の枠組みがあいまいなままでは、政権のすべての閣僚が出席する委員会審議に応じられない」としている。【中井正裕】