タイにある国立公園で5日、野生のゾウ6頭が滝に落ちて死んでいるのが見つかりました。子どものゾウを助けようとして次々に滝に落ち、死んだとみられています。 タイの首都バンコクの北東にあるカオヤイ国立公園で5日、野生のゾウ6頭が滝に落ちて死んでいるのが見つかりました。 公園の当局によると、6頭のうち1頭は3歳前後とみられる子どもで、このゾウが最初に足を滑らせて滝に落ち、ほかのゾウも助けようとして次々に滝に落ち、死んだとみられています。 滝の近くの崖にはほかにも2頭のゾウがいて、滝に落ちたほかのゾウを助けようとしている様子だったため、ロープなどを使って救助したということです。 カオヤイ国立公園は、広さが2000平方キロメートルを超える広大な国立公園で、およそ300頭の野生のゾウが生息していますが、ゾウが落ちた滝は「地獄の滝」とも呼ばれ、27年前にも8頭のゾウが落ちて死んだということです。
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