「わたしはにんげんです。ろぼっとではありません」。千葉地裁の法廷で昨年10月、原告席のガーナ人男性(33)が切り出した。全てひらがなで書かれた陳述書を、片言の日本語でゆっくり読み上げる。
「わたしはにんげんです。ろぼっとではありません」。千葉地裁の法廷で昨年10月、原告席のガーナ人男性(33)が切り出した。全てひらがなで書かれた陳述書を、片言の日本語でゆっくり読み上げる。
大阪市中央区にある児童相談所「大阪市こども相談センター」。「最初は自分の行為を虐待と認めなかった親御さんが変わっていく姿も励みになる」と職員は話す(撮影/編集部・野村昌ニ)この記事の写真をすべて見る 児童福祉司1人当たりの虐待対応件数(AERA 2018年12月3日号より) 児童福祉司の数が追いつかない(AERA 2018年12月3日号より) 「戦場」と呼ばれる職場がある。あらゆる子どもの相談に対応する児童相談所だ。虐待で命を落とす子どもが後を絶たない中、パンク寸前の現場は、どうあるべきなのか。大阪で起きた2児餓死事件の担当者が悔根を込めて語った。 【都道府県別】児童福祉司1人当たりの虐待対応件数はこちら * * * 大阪市の児童相談所(児相)「大阪市こども相談センター」は、大阪城を望むJR森ノ宮駅近くにある。古い5階建てビル。その1階にあるのが、子どもへの虐待の対応を専任で担う「虐待
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