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ブックマーク / univ-journal.jp (7)

  • 痩せた土地でも生育するサツマイモ、根圏に有用微生物を引き寄せている可能性

    痩せた土地でも生育するサツマイモ、根圏に有用微生物を引き寄せている可能性 大学ジャーナルオンライン編集部 名古屋大学と広島大学の研究グループは、サツマイモが根圏の微生物相をコントロールすることで、痩せた土地でも生育を可能としているかもしれないことを明らかにした。 そこで、研究では、サツマイモが維持しているアグロバクテリウム由来遺伝子の機能の解明を目指した結果、サツマイモが痩せた土地でも生育できる謎の一端に辿り着いた。アグロバクテリウム由来の遺伝子のうち、IbACS遺伝子が生産するアグロシノピンAが、根圏の微生物相を大きく変化させることを発見したという。つまり、IbACS遺伝子は、アグロシノピンAの生産によって土の中の特定の微生物を誘引する機能をもち、この土壌微生物相のコントロールが、サツマイモの痩せた土地での生育の鍵を握っている可能性があるとしている。 次には、通常のサツマイモとIbAC

    痩せた土地でも生育するサツマイモ、根圏に有用微生物を引き寄せている可能性
  • 世界初、石油の代替となるバイオ燃料を合成可能な植物プランクトンを発見

    海洋研究開発機構(JAMSTEC)、豊橋技術科学大学、生理学研究所のグループが、石油と同等の炭化水素(炭素数10から38までの飽和炭化水素)を合成する能力をもつ植物プランクトンを世界で初めて発見した。 一方、今回明らかになったのは、ハプト藻の一種であるDicrateria rotunda(D. rotunda)が持つ、炭素数10から38までの一連の飽和炭化水素合成能力だ。これは、ガソリン(炭素数10から15)、ディーゼル油(炭素数16から20)、燃料油(炭素数21以上)などに相当する炭化水素をつくる能力といえ、このような生物は過去に報告例がない。また、Dicrateriaは広く生息する植物プランクトンであり、グループが最初にこの能力を見出した北極海株ARC1だけでなく、微生物株保存機関に保管されている他10種のDicrateria属の株からも同様の合成能力が確認されたことから、種に共通

    世界初、石油の代替となるバイオ燃料を合成可能な植物プランクトンを発見
  • 毛包の再生・老化を決定づける幹細胞分裂プログラムの発見 東京医科歯科大学

    東京医科歯科大学の研究グループは、毛を生やす小器官である毛包の再生と老化が、幹細胞分裂タイプによって決定づけられていることを発見した。 しかし、幹細胞の自己複製の実態はいまだ明らかではなく、このメカニズムにおける幹細胞分裂タイプの存在や、組織の再生や老化との関連についてはわかっていなかった。 そこで研究チームは、マウスの毛包幹細胞の系譜解析と分裂軸の解析を行い、若いマウスでは、毛包幹細胞が“再生型”の幹細胞分裂、すなわち典型的な対称分裂と幹細胞ニッチを倍加するための非対称分裂をしている一方で、加齢したマウスでは、“特殊な”非対称分裂(縦分裂)が起きていることを見出した。この特殊な幹細胞分裂は、基底膜に対し垂直に分裂する際に表皮角化細胞へと分化した細胞を生み出すもので、加齢のほかゲノムストレスなどの存在下で同様に観察された。 また、毛包幹細胞におけるXVII型コラーゲンの発現減少に加え、上

    毛包の再生・老化を決定づける幹細胞分裂プログラムの発見 東京医科歯科大学
  • 名古屋大学、スーパーコンピューター「不老」運用開始

    名古屋大学情報基盤センターはスーパーコンピューター「不老(フロー)」の運用を始めた。計算速度ランキングで世界一となった神戸市の理化学研究所・計算科学研究センターにある「富岳」と同型の中央演算処理装置(CPU)を搭載、医療分野の画像診断や新型コロナウイルスの新薬開発、台風のメカニズム解析、自動運転の研究など大量のデータを処理する幅広い分野で利用する。 富岳が搭載していないAI人工知能)の研究支援システムや100年間データを保存できる記録媒体などを装備し、シミュレーションをした際に動画を大画面に映し出す設備を備えている。スーパーコンピューターで発生する熱の冷却には環境に配慮して湧水を利用する。 富岳をベースとしたスーパーコンピューターとしては世界で初めてのサービス運用で、民間を含めた国内外約1,000人の研究者がユーザー登録されている。 参考:【名古屋大学】スーパーコンピュータ「不老」運用開

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    jjj777
    jjj777 2020/07/08
  • 世界初、プロジェクションマッピングによる手術支援システムを実用化

    鷹光器株式会社、京都大学医学部附属病院、パナソニック株式会社は、従来エンターテインメントの場でのみ普及されていたプロジェクションマッピングの技術を応用し、医療現場で課題になっていた臓器が動いたり変形したりしてもリアルタイムに追従し手術ガイドを行う、世界初の支援システムを開発した。 プロジェクションマッピング技術を用いれば、近赤外蛍光観察で得た体組織の血流情報等を直接臓器に投影することにより、術者は患部に集中することができる。また、プロジェクションマッピングによる今までにない直観的なリアルタイムガイドと、状況に応じて自在に装置を的確に患部に向けることができるアームシステムを使用することで課題解決が可能と考えた。 そこで、蛍光観察カメラとマッピング用のプロジェクターを同軸光路上に配置することで、患部観察情報と投影映像にズレ(±2㎜以下)が生じない仕組みを開発。これにより、臓器の移動や体組織の変

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    jjj777
    jjj777 2020/02/10
  • 近畿大学がウナギの人口孵化・初期飼育に成功、完全養殖を目指す 

    近畿大学水産研究所がニホンウナギの人工孵化に成功し、稚魚の飼育期間が50日となった。今後は、全長5~6センチほどのニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」まで育てることを第一目標とし、さらに、完全養殖をめざして研究を続ける。 ウナギの完全養殖をめざす研究は古くから行われ、北海道大学で1973年に人工孵化、2010年には水産総合研究センターで完全養殖に成功したが、実用的なコストでの大量生産ができないため、現在も実用化されていない。 近畿大学水産研究所では、白浜実験場で1976年からウナギの種苗生産研究を開始し、1984年と1998年に採卵・孵化に成功したものの、餌をべるまでには至らず、その後、研究は中断していた。しかし、2019年3月、和歌山県の浦神実験場において、水産研究・教育機構で開発されすでに公表されている技術情報を基に、ウナギの人工種苗生産をめざして研究を再開。施設の整備を進めるとともに

    近畿大学がウナギの人口孵化・初期飼育に成功、完全養殖を目指す 
    jjj777
    jjj777 2019/11/08
  • 無利子奨学金の地方創生枠、高校在学時の予約採用導入

    学生支援機構の無利子奨学金に設けられた地方創生枠が高校在学時に予約できる仕組みとなったのを受け、文部科学省は全国の都道府県知事、指定都市市長に対し、義博司高等教育局長名で通知した。 貸与希望者は高校在学中に日学生支援機構へ予約採用を申し込み、基金を設置した自治体へ報告、自治体が採用候補者を選考する。候補者は大学進学後に所定の手続きをすれば、確実に貸与を受けることができる。 これまでは学生が大学へ進学したあとで採用していたが、地方自治体から予約採用がある他の奨学金に比べて使い勝手が悪いとの指摘があり、見直した。これにより、学生は進学後でなければ貸与を受けられるかどうか分からないという不安も解消できる。 奨学金を使って地方への若者定着を図る事業は、2017年11月時点で自治体独自の施策も含めて全国24県が実施している。文科省は予約採用の導入により、若者の地方定着がさらに進むことを期待し

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    jjj777
    jjj777 2017/12/18
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