さて、少しこの本の紹介をしましょう。 第1章では、「日本の再生に向けて」というテーマで、5名の方に寄稿していただいています。そのなかで、船橋洋一氏(朝日新聞社 前主筆)と長谷川閑史氏(武田薬品工業社長)は、今こそ日本は変わるべきだと説いています。 変化は可能であると主張しているのは、カルロス・ゴーン氏(日産自動車社長兼CEO)です。日本人は保守的で、変わることが苦手と言われます。海外も多くはそう見ています。しかし、ゴーン氏は、変われると言います。私もそう思います。 前田新造氏(資生堂会長)には、日本企業のグローバル化をテーマにしてもらいました。資生堂は、歴史のある企業ですが、近代化し、また、グローバル化もして、中国や東南アジアでも愛されるブランドを育てています。日本のビジネスリーダーは、ここから変化のための方程式を作り出せるはずです。 岡田武史氏(サッカー日本代表 前監督)には、ドイツでサ