一般公開されることになった、ダライ・ラマ十四世が善光寺に贈った仏像「釈迦如来坐像」=6日午後、長野市の善光寺 善光寺(長野市)は6日、昨年4月の北京五輪聖火リレーの出発地を辞退したことへの感謝の印として、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世から贈られた仏像を、7日から一般公開すると発表した。 高さ約21センチの金銅製の仏像「釈迦(しゃか)如来坐像」で、右手は地面に触れ、悟りを開いた姿を示し、左手はお布施を受ける鉢を携えている。同時に贈られたシルクの布をまとい安置される。 来日したダライ・ラマは昨年11月、都内で善光寺の若麻績信昭寺務総長らと面会し、チベット問題への憂慮などを理由とした辞退に「チベットを代表してお礼を申し上げる」と述べ、この仏像を手渡した。 仏像は善光寺・日本忠霊殿で、無期限で毎日午前9時から午後4時まで無料で公開される。