このページは、平成14年6月1日に開設しました。 このページは、平成28年3月27日に一部更新しました この章では、2組の定性的変数間の関連の強さの有無を統計的に検討するための 1つの方法としての カイ2乗検定 (chi-square test) を学ぶ。 教育や心理の分野では、しばしば被験者は多くのアンケート項目や検査項目に回答 したり、複数の実験条件に対して反復測定を受ける。このような場合、測定値間には 一般にある種の関連が生じる。測定値がすべて名義尺度のレベルであれば、一方の尺度 のカテゴリーを行に、他方の尺度のカテゴリーを列にとり、対応するセルの度数を カウントすれば、下のような クロス表 (cross table) もしくは 分割表 (contingency table) が構成できる。ここで、一般的には行カテゴリー数は r 個、 列カテゴリー数は s 個であるとする。また、被験