松下久美 [ファッションビジネス・ジャーナリスト、クミコム代表] Apr. 28, 2021, 11:30 AM 政治 177,504 中国によるウイグル族への強制労働があるとして、欧米が問題視する新疆綿(しんきょうめん)をめぐり、アパレル業界に激震が走っている。 欧米や日本国内からは「新疆綿を使っている商品・ブランドの不買」を、中国からは「新疆綿の継続使用・さもなければ不買」という、どちらに転んでも大怪我が免れない、一触即発の危うい状況に置かれているからだ。 日本企業ではユニクロを手がけるファーストリテイリングと、無印良品を手がける良品計画がやり玉に挙がっているが、人権と政治、企業のガバナンスだけでなく、エシカル消費を進めるうえで、この問題をどう捉えて、どんな行動に出るかは、消費者も問われている。 ここでは、その判断材料となりうる一つの見方を提示したい。 ちなみに筆者は、今回の背景を、米
![決断迫られるファストリ、無印。ほぼ全ての日本人が新疆綿使う現実どう考える?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d1c9dd9c074557bbec4321a53a60602d40c458b1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Fbi%2Fdist%2Fimages%2F2021%2F04%2F27%2FGettyImages-76654655.jpg%3Fw%3D1280%26h%3D630%26f%3Djpg)