SF映画のような話に聞こえるかもしれませんが、戦争やレイプなどPTSD(心的外傷後ストレス障害)の原因となるようなつらい出来事の記憶をピンポイントで消し去ることができる時代が、すぐそこまで来ているのかもしれません。 ジョンズ・ホプキンス大学の研究者らが、マウスを使った実験で、扁桃体(恐怖を含む情動反応の処理と記憶にかかわる部位)から特定のタンパク質を取り除くことで、恐怖を呼び覚ます記憶を完全に消去することに成功しました。将来的にはPTSD患者の治療のための「記憶を消す薬」の開発につながるかもしれないとのことです。 詳細は以下から。Johns Hopkins Researchers Discover How to Erase Memory - 10/28/2010 行動療法は、衝撃的なできごとの記憶に対する情動反応を弱めることはできても、恐怖の記憶を完全に消し去ることはできず、しばしば症状の