春の嵐。いや、夏の誘い。 本当にこのまま夏になるのだろうか。 あまりに世界に違和感がありすぎて季節を全く感じない。こんな夏の始まりがあっただろうか。 何か特別なことが起きても大体は元に、完全にではなくても戻ってきたのにそうではない予感と、そうなる世界にいるのにまるで変わらない様な日常、いや実際は変わっているのに変わらない様に装っている日々を過ごしているのが、現実離れしすぎている。だから前にも言った様に浮ついているのだ。 自分の近い周りでは全くそうなってはいないのに。毎日人が死んでいく。耐えられるわけがないだろう。怖すぎないか。目を瞑ってなんとか生きているだけだ。 今日いま自分がここでこうしていられるのは40年ただ生きていきた結果だ。ただ生きてきた中で人に出会ってその縁の積み重ねでここにいる。回り回って面白くなるものなんだ。そう思えば肩の力を抜けばいい。今急いで生きる時ではないよ。ゆっくり生