日本で筆記具の主役といえばボールペンだが、欧州などでは万年筆が“現役の筆記具”として日常的に使われている。だからこそ、高級なものばかりではなく安価で気軽に使えるカラフルな万年筆など、バリエーションが豊富。日本に比べて油性より水性のボールペンが人気なのも、水性インクに慣れているからだろう。 ところが最近、日本でも文房具ブームに加えて手書きが見直されていることもあり、実用重視の手ごろな万年筆が増えてきた。パイロットやプラチナ万年筆といった日本の万年筆ブランドは、1000円程度で海外ブランドの定番品に引けを取らない製品を出している。 万年筆は筆圧がほぼ必要ないので長時間の筆記に向いており、疲れずに読みやすい文字が書けるツール。そこで、1万円以下と手ごろで完成度の高い万年筆を厳選。まずは前編として5000円未満の“スゴ腕万年筆”を紹介する。 子供から大人まで! パイロット「kakuno」 パイロッ