インターネットのニュース記事では、今まで相場の予想をしたことはありませんが、今回は特別に9月~10月の相場展望をしたいと思います。 3月を底にした世界的な株価の上昇は、世界がほぼ同時に行った景気対策によるところが大きいといえます。 例えば、日・米・中・独などでは、新車購入時に補助金を出しています。これが需要を掘り起こしました。自動車産業は裾野が広いので、景気への波及効果は馬鹿にできません。しかし、これは需要の先食いであって、補助金が打ち切られた時にその反動は怖いと思っています。実際に米国では、8月中に補助金が打ち切られました。9月以降の個人消費では、その影響が少なからず出てくるはずです。 さらに米国では住宅購入時の減税策も11月に期限を迎えます。おそらくオバマ政権は期限の延長はしないでしょう。住宅市場の下支え役をしていた減税策がなくなることにより、住宅市場が再び弱含む可能性も考えられ