自転車のロードレース、ツール・ド・フランスでドーピング違反のために2006年の総合優勝をはく奪されたフロイド・ランディス(米国)が、禁止薬物の使用を認めたと20日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が報じた。ランディスは同レースで優勝7度のランス・アームストロング(米国)も薬物使用に関与したという電子メールを国際自転車連合(UCI)関係者らに送信した。 同紙が入手した電子メールには、ランディスや他の米国選手がいかに検査で見つからないように筋肉増強剤やエリスロポエチン(EPO)を使用し、禁止されている自己輸血を行ったかが記されているという。 ランディスは米スポーツ専門局ESPNとの電話インタビューでも薬漬けだった競技生活を詳細に告白して「良心を取り戻したかった」と理由を述べた。(共同)
ノーベル化学賞受賞者で、理化学研究所の野依(のより)良治理事長は25日午前、自民党の文部科学部会に出席し、政府の行政刷新会議の事業仕分けで、次世代スーパーコンピューターの開発予算が事実上凍結されたことについて「不用意に事業の廃止、凍結を主張するかたには将来、歴史という法廷に立つ覚悟ができているのか問いたい」と述べ、厳しく批判した。 野依氏は「科学技術振興や教育はコストではなく投資。コストと投資を一緒くたに仕分けするのはあまりに見識を欠く」と強調。「仕分け人」が「(スパコンは)世界一でなくともいい」と発言したことに関しても「中国やアメリカから買えばいいというのは不見識だ。科学技術の頭脳にあたる部分を外国から買えば、その国への隷属を意味することになる」と糾弾した。 文科部会では、平成22年度予算編成で、科学技術関連予算の拡充を求める決議を採択した義家弘介部会長が25日午後にも政府に申し入れる。
新型インフルに感染が判明していた川崎市の私立高等学校の校長が会見した=20日午後、川崎市高津区久本(荻窪佳撮影) 東京都八王子市と川崎市の女子高校生で新型インフルエンザの感染が確認されたことを受けて、2人が通う私立洗足学園(川崎市高津区)の前田隆芳校長が20日夜、会見し、女子高校生らの渡航状況などを説明した。 前田校長によると、女子生徒6人と引率の女性教諭1人の計7人が、今月11日に成田空港を出発し、19日に帰国。今月14~16日、米・ニューヨークの国連本部で行われた学生による「模擬国連」に参加した。帰国後は、学校には一切立ち寄っていないという。 ニューヨークでは、現地のクイーンズ地区の高校との交換会も予定されていたが、インフルエンザの影響を考えて中止した。マスクや消毒液などは日本から用意していったという。米国滞在中、7人は絶えず一緒に行動しており、食事も一緒だったという。 成田空港には1
埼玉県警大宮署は17日、威力業務妨害の疑いで、上尾市小敷谷の無職、八須里美容疑者(22)を逮捕した。 大宮署の調べでは、八須容疑者は2月12日午後8時50分ごろ、携帯電話からインターネットの掲示板「2ちゃんねる」に、「今日、面接を受けに来た八須●美を落としたらNTTソルコビルを爆破します」などと書き込み、コールセンター業「エヌ・ティ・ティ・ソルコ首都圏北支店」(さいたま市大宮区)に、店内やビルを警戒させるなどさせて業務を妨害した疑いがもたれている。 大宮署によると、八須容疑者は2月12日昼、同社のアルバイトの採用面接を受けていた。調べに対し、「なかなか採用されず、採用されたかったのでやった」などと供述し、容疑を認めているという。 警視庁の捜査員が書き込みを発見し、大宮署と支店に連絡。面接の情報や、携帯電話の通信記録から八須容疑者が浮上した。 八須容疑者が書き込んだ約2時間後にも、「NTTソ
その注目が、嘲(あざけ)りと言うか、からかいというか、要するに対象に対してまったく共感も好意もない動機に発する報道がある。 たとえば一世を風靡(ふうび)した音楽プロデューサーが詐欺事件で逮捕されたとなれば、マスメディア、とくにテレビは、その転落ぶりの落差をじつに視覚的にわかりやすく、視聴者に提供する。 容疑者の栄華の日々を証明する古いストック映像は、たぶんその日があることも見越して撮影されていたものだ。ただ、得意の絶頂にいるあいだ、ご当人たちは群がるメディアのその悪意には気がつかない。 リポーターたちの歯の浮くようなくすぐり文句も、おのれの輝きの証明と感じ取る。取材陣の「もっとやって」とあおる言葉にホイホイ乗って、愚行をいっそうエスカレートさせる。報道された中身を観ても、そこにこめられた皮肉や揶揄(やゆ)の調子は、取材されたご当人たちにはわからない。 対象は芸能人にかぎらない。とくに一般庶
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