XenSourceの最高技術責任者であり、創設者の1人でもあるSimon Crosby氏から、興味深い話を聞くことができた。同氏いわく、仮想化こそが次の時代の寵児であり、ムーアの法則によるメリットをあらゆる層のユーザーにもたらすものだという。 これはオープンソースにも当てはまるのだろうか。XenSourceは、企業からサーバ運用者、一般ユーザーまで、幅広い層を対象にした製品を提供しているオープンソース企業だが、仮想化はコンピューティングの制御点を「仮想化器」に移す技術なので、必ずしもXenSourceがメリットを得られるとはかぎらないのではないか。 Microsoftは、「Virtual Hard Drive(VHD)」と呼ばれる仮想化器を有している。VHDでアプリケーションを仮想化した場合でも、その環境は仮想化前と変わらず、Microsoftベースのソフトウェアがそうしたアプリケーション