新しい技術が市場で広く受け入れられるまでには、何段階かのステップを踏むと言われています。初期のブームからいったん熱が冷め、その後に現実的な選択肢として再評価を受けて軌道にのる、というようなステップです。個人的には、アジャイル開発は「再評価から広く適用」の入り口にいるように感じます。 その流れで最近出てきたのが「エンタープライズ・アジャイル」という考え方です。しかしこれまでのアジャイルとなにが違うのかが、いまひとつ理解しづらいようです。というよりも、ご説明に伺うと「そもそもアジャイルって」と基本的な質問がいまだに多かったりするのが現実です(もっとも、だからこそ「広まってきたな」と実感できるわけですが)。 さまざまな解説本や物語仕立ての本が出ているのに、なぜいつまでもこうした基本的な質問がなくならないのか? もしかしたら、この手の本は、良くも悪くも日本での現実からちょっと離れた環境を前提として
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