報道各社の世論調査で、鳩山内閣の支持率が低落傾向にあることについて、閣僚から27日、楽観的な見通しが相次いだ。 菅直人副総理・国家戦略担当相は同日のテレビ朝日の番組で、「25日に(平成22年度予算案を)年内編成できた。30日には成長戦略を発表する。(支持率は)これが底だろう」との見通しを示した。国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相も同番組で、「予算を早く執行し、きちんと(成果を)上げるかにかかっている」と述べた。 前原誠司国土交通相は27日のフジテレビの番組で、支持率の低下傾向について「民主党の独自性が見えない、国民新党、社民党に引っ張られているのではないか、というのが一つの要因だ」と指摘。その上で「鳩山由紀夫首相は自身のカラーや思いを前面に出されたらいい。思い切ってやられたほうが、国民は支持するのではないか」と述べた。