SAPジャパンは、自社のERP(統合基幹業務システム)ソフトである「mySAP ERP2005」へのアップグレードに向けた支援体制を発表した。スムーズに移行させるため新たなサービスを追加するなど、アップグレードの検討段階であるアセスメントから、新規のアドオン開発やシステム導入など各フェーズを整理。パートナー企業と共に取り組む姿勢を明確に打ち出した。 アップグレードは時間とコストがかかるため。ユーザー企業は不安を感じやすいが、今回の施策を打ち出すことで安心感を与え、ライバルにリプレースされることを防ぐことが狙い。システムの状況は各ユーザー企業ごとに異なるが、今回の支援体制ではアップグレードの移行期間として約半年、コストは約5000万円程度を一つの目標にして、サービスや体制などを設定した。 「ユーザー企業にはアップグレードに向けた意思決定のため、さまざまな情報を提供していく。単なる最新版へのア