グーグルにセールスフォース・ドットコム買収を提案した451グループのレポートがインターネット上で公開されてから、わずか数時間で吾輩のメールボックスは満杯になった。多くの読者や事情通が、それに関する賛否を書き送ってきたのだ。 ある読者は、何人かの業界アナリストのコメントを引用して、こう指摘した。「グーグルはエンタープライズ市場で売り上げを伸ばしていない。グーグルは優れたコンシューマ企業ではあるが、エンタープライズ市場は未開拓だ。このままの状態が続けば、マイクロソフトのように、いずれ広告とERPの狭い隙間で身動きが取れなくなるだろう」 一方、それほど楽観的ではない意見も少なくなかった。サイモン・ガントレーは、「グーグル・セールスフォース連合など、タイム・ワーナーがAOLを買収したとき以来の最悪のアイデアだ」と切り捨てる。なかなか手厳しいな。「セールスフォースはグーグルのビジネスパートナーとして