米IDCは米国時間2009年9月2日,同年第2四半期の世界サーバー市場に関する調査結果を発表した。工場出荷時の売上高は98億ドルで前年同期と比べ30.1%減少した。前年を下回るのは4四半期連続となり,同社が1996年に四半期ベースの調査を開始して以来,最悪の落ち込みとなった。 同社は6月17日に,当期サーバー市場の業績見通しの下方修正を発表したが,それをさらに下回る結果になった(関連記事:IDC,2009年Q2の世界サーバー市場見通しを下方修正,しかし「最悪期は脱した」)。 出荷台数は前年同期から30.4%低下し,第1四半期の減少率26.5%から下落が加速した。顧客が引き続きサーバーの買い替えを先延ばしにしていることが要因とみる。 当期はすべての分野で売上高がさらに減少した。ボリューム・サーバー(価格2万5000ドル未満)は前年同期比30.0%減少。ミッドレンジ・サーバー(同2万5000~
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