「組織で動く時代です」、壱岐正の名台詞をあなたはどう聞いたか 30年後の日本企業が直面した「組織営業」の理想と現実 山崎豊子氏原作のテレビドラマ『不毛地帯』が、先日(2010年3月11日)最終回を迎えた。このドラマは、第二次大戦中に大本営参謀を務めた主人公の壱岐正が、シベリア抑留を経て、総合商社で数々の商談をものにし、出世していく軌跡をつづったものだ(以下には、物語の核心となる記述が出てくるのでこれから最終回をご覧になる方は、お読みにならないで下さい)。 「営業団体戦」というテーマの特集記事に取り組んでいた最中に見たこともあり、この最終回には琴線に触れるシーンがあった。副社長に上り詰めた主人公が、自分を取り立ててくれた社長に経営から退くよう進言し、自分も社長とともに辞す意思を明かす場面だ。驚いた社長から「わしも君もいなくなったこの会社はどうなる」と尋ねられた時、主人公が口にしたのが「次の世
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