ユーザー/ベンダーともに「内部統制」対策がスタート:「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版(1/2 ページ) 2006年は、クライアントのセキュリティ問題に限らず、企業のコンプライアンスおよびガバナンス、すなわち「内部統制」が注目を集めた。また、内部統制や日本版SOX法をキーワードとした製品投入が目立った年でもあった。 内部統制ブームがIT投資を牽引? 「IT投資動向調査2007を見ると、日本版SOX法対応といった内部統制関連投資が、IT投資を促進する形になっている」 このように話すのは、アイ・ティ・アールのシニアアナリスト、浅利浩一氏だ。同社が2006年9月に実施した最新の速報値を見ると、IT投資に対し企業が重要と考える対策分野として、内部統制関連項目が高い重要度指数を示している。 これまでも大企業においては、セキュリティ対策や法対応をにらんだシステムが導入されていたが