「日本のソフト産業はターニングポイントに来た。最先端の開発能力を持つためチャンスはあるが、残念なことにビジネスモデルが古い。新しいタイプに対応しきれていない。特に元請けから始まって何層にもわたり20%ずつさやを抜く業界構造を打破しない限り、グローバル展開できないし、勝てない、生き残れない」。 歯に衣着せず痛いところを突くのは、米国務省や商務省で腕をふるい、2005年に米セールスフォース・ドットコムに入社したケン・ジャスター上級副社長だ。官僚としての最終は、商務省産業セキュリティ局次官補。国家安全保障に影響する戦略的な貿易管理や企業合併などを担当し、米国とインドの戦略的パートナーシップ推進計画に参画。「米印ハイテク協力委員会」の米国議長を務めた。今では5万人を擁する米IBMを筆頭に、EDSやアクセンチュアなどが数万人規模で急速展開する「インド仕掛け人」の一人である。 こういう経験豊かなエキス
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