ソニーが3日発表した2010年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比1・8%増の5兆6004億円、営業利益が3・1倍の2731億円、最終利益は8・2倍の1292億円と、大幅な増収増益だった。 家庭用ゲーム機「プレイステーション3」で大幅なコスト改善を達成したほか、ソフト販売も好調だった。ソニーエリクソンもスマートフォンが好調で、収益に貢献した。 ただ10~12月期でみると、円高の影響などで収益が押し下げられ、営業利益は前年同期比5・9%減の1375億円だった。このため、11年3月期の通期業績予想は、売上高を従来予想から2000億円引き下げ、7兆2000億円に下方修正した。