「景気回復は俺に任せてくれ!」-。衆院選公示を4日に控え、自民党の麻生太郎元首相(福岡8区)が3日、福岡入りし、福岡市博多区の博多川端商店街を練り歩き、自民党への支持を訴えた。福岡1区は公認候補選定でもめた経緯があるだけに、一致結束を呼びかけたいとの思いがあるようだ。博多での「麻生人気」は根強くどこに行っても人だかり。野田佳彦首相も11月10日に同商店街を視察したが、これほどの反響はなく、栄枯盛衰をうかがわせた。 麻生氏は午後4時半、博多川端商店街北口の博多リバレイン前に到着。商店街振興組合のメンバーが拍手で出迎えた。 福岡1区をめぐっては、県連は元衆院議員秘書の新開裕司氏(44)の擁立を目指したが、麻生氏が異議を唱え、安倍晋三総裁の裁定により元県議の井上貴博氏(50)が公認候補に決まった経緯がある。 麻生氏は井上氏の肩を叩きながら「こいつはいい奴です。よろしく頼みますよ」と満面の笑顔。商