今回は前回まででセットアップしたシングルサインオン環境を、実際にWebブラウザからのログインやマルチサーバからの利用で活用してみましょう。 WebサーバとLDAPディレクトリ LDAPディレクトリ側の設定は終わりましたが、今度はアプリケーションサーバ側でLDAPディレクトリを参照するための設定を行う必要があります。ここではWebサーバの設定を行うことにします。 下の図はWebサーバがLDAPディレクトリを参照して、ログインを承認する様子です。 通常、Webサーバは独自のユーザー管理システムを持っています。例えば、UserDBと呼ばれるUNIXのpasswdファイルのようなレコード型ファイルであったり、ロータスドミノのドミノディレクトリのように専用のデータベースであったり、Oracleのシステムテーブルであるなど、構造はさまざまです。 LDAPディレクトリで認証を行う機能とは、そうしたアプリ