マリーヌ・ルペン氏率いる極右政党・国民連合(RN)は、フランス総選挙を前に意外な支持者を増やしている。極右勢力を政権から遠ざけてきた伝統的なメカニズムが働きにくくなっている。 フランスで最も著名なユダヤ人の1人は、RNの対抗馬として浮上した左派連合「人民戦線」ではなくRNに投票することを検討すると述べた。マクロン氏の元報道官の1人は、極左グループ「不屈のフランス」のリーダー、ジャンリュック・メランション氏の反ユダヤ主義的な発言を指摘し、極右か極左の選択を迫られれば棄権すると述べた。 マクロン仏大統領は、自身の与党勢力よりも中道右派か左派の穏健派に当選のチャンスがあると判断し、10%以上の選挙区で候補者を擁立しないことを決めた。 フィリップ元首相は17日RMCラジオで「最も共和的で民主的な候補者を選ぶことが目標だ」と語った。