海の大国へ 中国は海の覇権争いに乗り出す決意を明確にした(写真は09年4月23日、中国人民解放軍海軍創立60周年を記念した観艦式で) Guang Niu-Reuters 今からおよそ600年前、大航海時代を迎えたヨーロッパ人がアジアに到達する数十年前、中国は既に7回に渡って南洋に海洋探検隊を派遣していた。探検隊はマラッカ海峡を経てインド洋を目指し、アフリカ東海岸やアラビア半島にも到達した。「壮大な権力の誇示」と歴史家が呼ぶ一連の大航海は、近隣諸国を驚かせ、ときには脅かしもしたが、中国の影響力が及んでいなかった地域との交易を始めるチャンスも生み出した。 21世紀の現在、中国は海洋軍事力を増強し、経済大国ぶりを誇示する一環として再び世界各地に艦艇を送り込もうとしている。石油や原材料の供給窓口となる各地の港に艦艇を展開するという「遠洋防衛」戦略を発表し、海軍力増強の意図を世界中に知らしめた。 明
ロシア軍はポンコツだらけ 領空侵犯飛行もハッタリか 2008年4月号 GLOBAL [グローバル・インサイド] by ゴードン・トーマス(インテリジェンス・ジャーナリスト) ロシアの爆撃機が、英領空やステルス機の発着地であるグアム島米軍基地付近を領空侵犯スレスレに飛行したとの報道は冷戦時代を髣髴とさせるが、こうした動きの背景には、軍事大国としてのイメージを何とか維持しようとするプーチン大統領の「ハッタリ」もあるようだ。 英対外諜報機関MI6は、ロシア軍に関する最新リポートの中で、同軍はプーチン大統領が自慢するほどの武力を持ち合わせていないと断定した。100万人強の兵を擁し、中国、米国などに続く世界第5位の規模だが、その実力はもはや冷戦時代のような脅威ではないという。その理由は、第一に刷新すべき旧式の武器が使用されていること。実際、大半の兵器製造年は40年前に遡り、一部の野砲に至っては第二次
米海軍のイージス艦「レイク・エリー(USS Lake Erie)」から発射された迎撃ミサイル「SM-3」(2005年11月17日撮影)。(c)AFP/US Navy 【2月21日 AFP】米国防総省が制御不能となった偵察衛星を撃墜したことについて、中国政府は21日、米国に対し撃墜による損害の可能性などの情報開示を求めた。 中国外務省の劉建超(Liu Jianchao)報道局長は定例記者会見で、「大気圏外で撃墜された衛星のその後の状況を注視している」と述べ、「衛星撃墜によって被害を受ける可能性のある国々が回避対策をとれるよう、米国が誠実かつ迅速に国際社会に適切な情報およびデータを開示するよう求める」と語った。 しかし、撃墜前の18日に「深刻な懸念」を表明した声明と比べると、内容は和らいだものとなっている。 問題となっている偵察衛星は制御不能状態で地上に落下の恐れがあった。有毒燃料を搭載してい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く