30日午前8時55分頃、富山県立山町の北アルプスの室堂平にある通称・雪の大谷(標高約2400メートル)南側の国見岳斜面で、スノーボードとスキーで訪れていた男性6人が雪崩に巻き込まれたと、グループの川崎市の男性から、立山町消防署に119番があった。 県防災・危機管理課によると、30歳代の1人が死亡、2人が意識不明の重体のほか、足の骨を折るなど2人がけがを負った。県消防防災ヘリが出動し、県警と救助にあたった。 県警などによると、6人は東京都、神奈川、長野県在住とみられ、29日に長野県大町市側から入山。同日夜は室堂ターミナル付近でテントを張って泊まっていたという。グループの一人は、読売新聞の取材に対し「スキーのために斜面を登っていたところ、突然雪崩が起きて巻き込まれた」と話した。 現地で高原バスを運行する立山黒部貫光(富山市)によると、30日午前9時の室堂平の天候は晴れで、気温は氷点下8・5度、