「オブジェクト指向とは何か」という話は定期的に俎上に上るけど、むしろ「オブジェクト指向はどう受容されたか」という話の方が重要なんじゃないかなぁ、と思っていたりします。そこにソフトウェア開発の真の課題や、あるいは我々の思考の偏りを解きほぐす際に役立つヒントが隠れているように思うので。 関連する話題として、最後の方にマイクロサービスの話。
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オブジェクト指向という言葉が陳腐化して、もうずいぶん時間が経ちましたね。 もうオブジェクト指向は終わった、とか、色々な事が言われています。 オブジェクト指向は本当に終わったんでしょうか? 残念でした。オレにとっては、オブジェクト指向ってのは、これから愉快痛快な展開で面白くなってくるコンセプト。ツ 皆が「終わった」と言っているのは、オブジェクト指向を実現するために使えそうな数多くの技術のうち、 とりあえずということで仮採用したプログラム構成技術の1つにすぎないと思うのです。 さて、では本題。オブジェクト指向って何? オブジェクト指向とは、計算メディアを使っている人が認識したモノに対してプログラミングをすること、だと思っています。 例えば、このブログに表示されている著者近影のイラスト。眼鏡をかけているのに気付いたでしょうか? 今、あなたは、イラスト中の眼鏡を認識しました。この眼鏡に対して、「レ
Webアプリケーション開発についての知見を、自分の経験と知識をベースに整理してみようという試みです。 いわゆるサーバサイドにスコープを絞り、フロントエンドは対象外です。筆者は普段、オブジェクト指向言語で書いているので、本記事でもその前提(Ruby、PHP、Python、Java、Scalaあたりを想定)になっています。 では、本編をどうぞ。 ソフトウェア開発は複雑さとの戦い 『人月の神話』では、ソフトウェアの本質的な困難性について4つの性質をあげている。その中で最初に出てくるのが「複雑性」である。『新人プログラマに知っておいてもらいたい人類がオブジェクト指向を手に入れるまでの軌跡』なんか読んでもらえると、ソフトウェアの複雑性と戦うために、人類が生み出してきた発明の数々が説明されている。 では、複雑さとは何か?もう少し掘り下げて考えてみよう。 複雑さの正体 Webアプリケーションが複雑になる
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