今読んでいる本に面白い記述がありました。 隣接しあうニュージャージー州とペンシルベニア州でファーストフード業界の雇用動向を調査。 ニュージャージー州で最低賃金が約20%引き上げられ5ドル5セントになった直後、ペンシルベニア州では最低賃金に変更はなく4ドル25セントのままであった。 その結果ニュージャージー州のほうが非熟練労働の賃金が明らかに高くなったにも関わらずニュージャージー州ではファーストフード1店舗につき新たに2.6件の雇用が生まれた。これは13%の増加に相当したが新しい最低賃金の代償は消費者にいきペンシルベニア州に比べてペンシルベニア州のファーストフードは値上がりした。 人間だから、より多くの賃金を支払えば、モラルの向上、離職率の低下、生産性の上昇など、雇用主にとってさえも重要なメリットがもたらされる。これらの利点により、労働コストの増大が生む直接的な影響が相殺されるため、最低賃金