米国を代表する新聞と言えば,New York Times,Washington Post,それにWall Street Journalの3紙である。こぞってオンラインシフトを急いでいるが,その中で特に注目したいのは,開放路線に力を入れ始めていることだ。 1年前のエントリーで,次のように書いた 米国の新聞社サイトは最近,開放路線に舵を切り替えはじめている。自社サイトに読者を閉じ込めるのでなくて,読者ニーズに応えて外部コンテンツも並行して閲読できる仕組みを用意しようとしているのだ。たとえば,自社サイトの各ニュース記事に,その記事内容と関連性の高い外部記事へリンクを張ったりすることである。リンク先の外部記事には,ブログもあるし,競合サイトのニュースなども含まれる。 中高年読者に向けては,新聞紙コンテンツの焼き直しでも何とかやっていけるかもしれない。だが,多くの若い読者は今の新聞紙コンテンツでは満