2007年9月19日(米国時間)、ニューヨークタイムズ紙は1300万本の記事アーカイブを開放し、記事有料閲覧プログラムを取り止めた。この方針転換はブログ界で盛んに取り上げられたほか、出版業界大手にも影響を与え、コンテンツ戦略を見直す動きが出てきている(WSJのマードック氏の発言のように)。 NYTimesの決定が誰か1人の人間によるものだということはありえないが、同社で有料コンテンツの戦略が疑問視されるようになった背景に、マーシャル・シモンズ(Marshall Simmonds)氏の存在があったことは間違いない。シモンズ氏は、ニューヨークタイムズとAbout.comのチーフ検索ストラテジストで、デファイン・サーチ・ストラテジーズ(DSS)の創立者の1人でもある。 そこでシモンズ氏にインタビューを行い、今回の方針転換でシモンズ氏が果たした役割、自身の会社、そして大手メディアサイトがとるべき今
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