ヨハネス・フェルメール 牛乳を注ぐ女 1660頃 アムステルダム国立美術館蔵 Purchased with the support of the Vereniging Rembrandt, 1908 ©Rijksmuseum, Amsterdam 《真珠の耳飾りの少女》(1665年頃)をはじめ、《牛乳を注ぐ女》(1660年頃)、《デルフト眺望》(1660〜61年頃)などの作品で広く知られるオランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632〜1675)。 1995〜96年にワシントン・ナショナル・ギャラリーで開かれた「フェルメール展」で世界的ブームに火がついたオランダ絵画の黄金期を代表するこの画家。日本では、2000年に初めて大阪市立美術館で「フェルメールとその時代展」が開催され、60万人の動員を記録した。以降、たびたびその名を冠した展覧会が開催され、その都度話題を集めてきた。 そんなフェルメ