東京大学発ロボットベンチャーのSCHAFT(シャフト)を米グーグルに紹介し、買収を橋渡しした人物としても知られるTomyK代表の鎌田富久氏。モバイルインターネットの先駆けとなったACCESS(アクセス)の共同創業者で、今ではテクノロジー系ベンチャーの起業支援を行うかたわら、東大のアントレプレナー講座のゲスト講師も務める。このほど『テクノロジー・スタートアップが未来を創る』(東京大学出版会)を出版した鎌田氏に話を聞いた。 −この本のテーマは「若者は起業家をめざせ」だと思いますが、なぜサービスなどではなく、テクノロジー・スタートアップなのですか。 サービスやネット系、ゲームなどのスタートアップは日本でもけっこう出てきている。むしろテック系は少ない。一方でインターネットやデジタル関連は米国勢に牛耳られてしまっているので、次のイノベーションを狙えるのはテクノロジー・スタートアップだと思っている。
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