ブックマーク / mastersin.hatenablog.com (5)

  • 聖闘士星矢シリーズ総評 いくらなんでも黄金聖闘士が活躍しすぎ - 二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

    かつてジャンプの看板漫画だった聖闘士星矢だが、その続編・スピンオフが非常に多く、作者も設定もまるで異なる。 一概に星矢と言っても何を指しているのかわからないので、まとめて評価してみる。 ・聖闘士星矢(原作漫画) 評価B+ もはや説明不要。 聖衣(クロス)と呼ばれる星座の鎧を身にまとい、小宇宙(コスモ)と叫びながら殴り合うバトル漫画。 熱血と鎧で全てを解決するあたりが素晴らしい。 聖闘士星矢 1【電子書籍】[ 車田正美 ] 価格:400円 (2016/7/22時点) ・聖闘士星矢(アニメ) 評価C- 原作を軽々と追い抜いてオリジナル設定を作ったため、原作との矛盾が多数発生。 しかも後から辻褄を合わせたため、意味不明な設定が数多く見られる。 氷河の師匠クリスタル聖闘士を勝手に登場させる ⇒後から物の師匠カミュが原作に登場 ⇒辻褄を合わせるため、カミュをクリスタル聖闘士の師匠にする ⇒「師の師

    聖闘士星矢シリーズ総評 いくらなんでも黄金聖闘士が活躍しすぎ - 二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)
  • 神様、キサマを殺したい。 評価B 無邪気な殺人漫画 - 二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

    カテゴリ:一般漫画(ジャンプ+) ジャンル:殺人鬼バトル 特徴:人を殺す際の罪悪感が全く感じられない ニコニコ笑いながら殺戮する非常に性質の悪いバトル漫画。 抗争や戦争、ファンタジーバトルで殺人を犯す漫画は珍しくないが、いずれもそれなりの葛藤や罪の意識が伴うものである。 しかし、この漫画にはそのような描写が一切ない。 主人公の笛田マコトは物語のスタート前から常習的に人間狩りをしており、罪のない人々を切り殺しては海に捨てている。 年齢は高校生程度だか、躊躇や同情といった感性は皆無で、小学生がモンスターハンターでもプレイしているかのように喜んで殺戮を行う。 まさに快楽殺人者である。 一応は女子高生ヒロインの敵討ちという名目で国会議員のお坊ちゃまを殺害するが、その後ヒロインは主人公に殺される約束になっており、そこには愛も希望もない。 息子を殺された国会議員も息子のためではなく、自分の所有物を壊さ

    神様、キサマを殺したい。 評価B 無邪気な殺人漫画 - 二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)
  • R.U.R.U.R(ルルルル) このこのために、せめてきれいな星空を 評価A ロボットだけが持つ悲しみと愛情 - 二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

    カテゴリ:アダルトゲーム⇒PSP移植 ジャンル: 遠未来SF恋愛アドベンチャー 特徴: 人類が滅びた後の世界で、主人を求めるロボットの愛情が切ない 恒星間宇宙船サン=テグジュペリ号における一人の少年とロボット達の物語。 事故により主人公を除く人類は全滅しており、高度な人工知能を備えたアンドロイド達の愛情は彼の育成に注ぎ込まれることになる。 要するに宇宙船という閉じた世界の全てが、ただ一人の為に捧げられている。 作品としては「鉄コミニケーション」や「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜 」に近い。 人間がいなくなった世界で活動を続けるロボット達がどれだけ悲哀に満ちているのか、想像できるだろうか。 チャペック(人造人間)は人間のために作られた物であるため、人間がいなければレゾンデートル(存在意義)を失ってしまう。 少年と非人間型ロボットが友人のように会話する日常は、シュールを通り越し

  • 魔法少女まどかマギカ 評価A テンプレ破りはなぜ面白いのか? - 二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

    カテゴリ:テレビアニメ ジャンル:テレビの前の皆が温かく幸せな気持ちになれる魔法少女アニメ(嘘) 特徴:軽々しく契約すると、地獄に落ちます 今更説明するまでもない、魔法少女の金字塔アニメ。 同時に、魔法少女という概念を一変させた戦犯でもある。 まどかが一般に受け入れられたのはこれがいわゆるテンプレの裏モノであり、幾多の魔法少女作品が踏み台になったからである。 (魔法使いサリー、魔法使いチャッピー、魔女っ子メグちゃん、魔法少女ララベルなど) 「普通の女の子が不思議なマスコットに誘われて、魔法少女に変身」 という何十回も繰り返された典型を利用することで、魔法少女モノは最初の説明を省略することができる。 アニメで言うなら、冒頭の2話分は得をしている。 もちろん、これは変身ヒーローや異世界転生といった他のテンプレ作品にも当てはまる。 そして、テンプレ作品にとって重要なのは、従来のルールをなぞりなが

  • エクゾスカル 零 評価C+ シグルイ風仮面ライダー - 二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

    カテゴリ:一般漫画 ジャンル:グロテスクバトル漫画 特徴:壮絶な画力の無駄遣い シグルイで有名な山口貴由が描いたバトル漫画。 『覚悟のススメ』の姉妹作であり、人類が滅亡に瀕した世界で、かつてのヒーロー達が殺し合う。 画力はまさに超一流で、緻密かつ大迫力の戦い、いや死闘が繰り広げられる。 いかにすさまじい戦いか語るナレーションも含め、当にとんでもないバトル。 青酸カリや焼夷弾で敵を殺害する姿は、当に正義の味方なのか疑わしくなるが。 甲冑で戦っているのにサービスシーン多めなのは、編集の要求だろうか? 戦闘描写と地獄のような世界観は間違いなく最高峰なのだが、問題は主人公の内面がきちんと描けていないこと。 主人公の武士っぽい生き様はわかっても、その目的がよくわからないので、非常に感情移入しづらい。 いや、山口貴由漫画に共感しやすい作品なんか存在しないのだが。 この作品において人類は種の寿命に近

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