【因果の道理(2)】 テレビで北朝鮮の様子が報道され、 赤黒く日焼けし、頬がこけた民衆の映像を見たりすると 「もしあの国に生まれていたら、 自分は今のような生活を送っていなかったんだな」と 運命の不可解さを考えさせられます。 顔も日本人とよく似ているから、余計そう思うのかも知れません。 韓国の人たちは北朝鮮の人たちとは同一民族で、 同じ言葉、同じ歴史を共有しているのに、 冷戦で分断され、70年間の国家体制の違いで あまりに違いが生じているので、 日本人の私以上に「もし自分が38度線のあちら側だったら」と 思いを馳せることがあると思います。 住んでいる場所は同じでも、時代が違えば、 相当また運命は違っていたでしょう。 日本は敗戦により、価値観も教育も大きく変わりました。 もしあの当時に私が生まれていたら、 どんな生き方をしていただろう、 どんな人間になっていただろう、 少なくとも、自分の思想