先月のことになるが、様々な領域のパフォーミングアーツを横断的に紹介してきたイベント「吾妻橋ダンスクロッシング」の集大成とも言える『The Very Best of AZUMABASHI』がアサヒ・アートスクエアにて開催された。 このイベントの特徴は、「ダンス」と言いながらもコンテンポラリーダンス、舞踏、お笑い、演劇、音楽、美術、あるいはそういった「ジャンル」にくくることができないパフォーマンスまでを広く扱い、10~15分くらいの比較的短い作品群で構成される点である。企画・構成は作曲家で元ダンス批評家の桜井圭介。その日限りのコラボレーションや幕間の演出が積極的に行われる様は正に「企画・構成」されたステージであり、イベント全体を言わばひとつの作品ないしムーブメントとして提示しようとする姿勢がうかがえる。 身体表現サークルとボクデス&チーム眼鏡© 聡明堂 例えば今回のステージで言えば、オープニン
![吾妻橋ダンスクロッシング 「The Very Best of Azumabashi」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c88f3522b7db49d1ad550bd8fe4a6c7303361bde/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.tokyoartbeat.com%2Fimages%2F143215756-f1ead752-cee1-4c9c-9c92-d5f0c5bcfbe3.jpg)