AERA 2021年1月11日号よりこの記事の写真をすべて見る 発足当初は高い支持率を誇った菅内閣だったが、学術会議問題などから支持率は急落。安倍前首相の「桜を見る会」問題が追い打ちをかけ、強力な浮上策も見当たらない。AERA 2021年1月11日号の記事を紹介する。 【写真】安倍政権の「番人」と言われながら失脚した高級官僚はこの人 ※【「桜を見る会」問題で安倍前首相が国会での答弁を修正し謝罪 当時の対応に首をかしげる側近も】より続く * * * 野党は通常国会で引き続き、「桜を見る会」問題に関して安倍前首相の証人喚問を求めることで一致している。だが、自民党は昨年末で幕引きを図ることに必死だった。 なぜなら発足直後、朝日新聞の世論調査で65%だった政権への高支持率が、わずか3カ月で大幅下落。今後、30%を割り込めば政権運営そのものが危険水域に突入するからだ。 この下落の要因は言うまでも