この出版不況のなか、いかにお客さんに本を手にとってもらうか。各書店が四苦八苦しながら、さまざまなアイデアを投じている「棚」戦略において、大阪市中央区にある「ジュンク堂書店 千日前店」のフェアが話題となっている。 フェアの対象となっているのは、木村緑さん著の『ロカの弁当』『ロカの定食』(京阪神エルマガジン社刊)。「ロカ」とは、木村さんが営んでいた(現在休業中)大阪市新町の人気食堂「room cafeロカ」のことで、書籍は見た目も栄養バランスもおいしいと評判だった木村さんのレシピノートをまとめたものとなっている。 この書籍に着目した「ジュンク堂書店 千日前店」の圓岡有夏さんは、「レシピ本だけに、食品を一緒に扱ったフェアにしたい。市販されているものなら簡単だが、それならどこの書店にもできる」と、今回のフェアのためだけに、木村さんにオリジナル・メニューを作ってくれないかとダメもとで提案。ちょうど、
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