引地 和歌子1), 奥村 泰之2), 松本 俊彦3), 谷藤 隆信4), 鈴木 秀人1), 竹島 正3), 福永 龍繁1) 1)東京都監察医務院監察医室 2)一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会医療経済研究機構 3)国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 4)東京都監察医務院検査科 過量服薬は公衆衛生上の重要な問題であり,死亡に至った事例もさまざまな分野から報告されている.本研究では,2009~2010年における東京都23区の医薬品の過量服用による死亡事例と東京都内の医療機関で処方された者を対象として,死亡事例の原因となった薬物と,処方された薬物との比較検討を行った.その結果,精神科にて処方された薬物が過量服薬による直接的な死亡原因となっていることが示唆され,さらに,過量服薬による死亡リスクが特に高い薬剤が,pentobarbital calcium,chlor

