[編集]ロードバランサの本質 # 曰く『本連載では、全3回に渡ってアプリケーションベースではなく、ネットワークベースの技術、基本となるパケットフローやサーバヘルスチェック、接続維持などの動作について紹介します。また、パフォーマンス測定についてもお話ししましょう。』 連載:ロードバランサの本質 2003/2/5 (1) パケットフローから負荷分散の基本を理解する 〜NAT/コネクションテーブル/MAT〜 2003/3/5 (2) ダウンサーバを回避して接続を維持する 〜サーバヘルスチェック/サーバ接続維持〜 2003/4/9 (3・最終回) アクティブ/スタンバイでサーバを自在に操る 〜ロードバランサを冗長化して高信頼性ネットワークを構築する〜 @IT:Master of IP Networkフォーラム 全記事インデックス ↑
前回はWindowsでのサーバやPCのボトルネック箇所の簡単な見分け方をご紹介させていただきましたが、要望がありましたので今回はLinuxの場合をご紹介いたします。 4つの主要ボトルネック要素の復習です。 サーバやPCには4つの主要ボトルネック要素があります。このいずれかがボトルネックとなった場合システム全体のレスポンスが低下します。 CPU使用率 メモリ使用量 ディスクI/O TCPコネクション数 Linuxにおいてはボトルネック箇所を以下のように見分けることができます。 1. CPU使用率 CPU使用率が常に100%に近い場合はCPUがボトルネックであることが判明します。CPU使用状況を簡単に調べるには3つの方法があります。「top」「w」「vmstat」コマンドを使う方法です。 -----------------------------------------------------
前回、ボトルネックになり得るポイントの検討やベンチマークツール「ab」によるパフォーマンス・チェック方法を紹介した。今回はそれらを基に、Apacheのチューニングを行っていく。 処理の簡略化による負荷の低減 初めに紹介するのは、処理を減らすことによってApacheの負荷を少なくする方法だ。1つ1つの効果は小さいかもしれないが、積み重なると大きな差となって表れる。 不必要なモジュールの削除 最初に行うチューニングは、不必要なモジュールの削除だ。周知のとおり、Apacheはモジュールの組み合わせで動作している。モジュールの種類は実にさまざまで、仮想ディレクトリ機能(mod_alias)やユーザーディレクトリ(mod_userdir)といった基本的な機能さえも、モジュールとして実装しているくらいである。 Apacheがこのような形態で実装されているおかげで、利用する側は不要な機能を切り離してプロ
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