陸上の東京五輪テスト大会「READY STEADY TOKYO」が9日、東京・国立競技場にて無観客で行われ、女子5000メートルでは新谷仁美(積水化学)が15分18秒21で5位だった。コロナ禍で開催可否に揺れる東京五輪。反対デモも行われる中、希代のランナーはレース後、16分間に渡って様々な思いを打ち明けた。迷いのない言葉を可能な限り伝える。 【動画】「ビッグマウスって書いてください」と新谷は自虐的 途中先頭に抜け出すも…女子5000メートルのダイジェスト映像(2分20秒) 率直な胸の内を報道陣を通して伝えた。新谷の言葉に迷いはない。明るい性格を表すように、時折冗談を交えながらあっけらかんと話す。ソーシャルディスタンスがとられた国立競技場のスタンド下通路。息を切らした1万メートル日本記録保持者は、レースに関する話を終えると、賛否両論を受け止めながら真っすぐに自分の意見を語った。 この日は会場