戦国大名の兄弟ゲンカは命がけの事態に発展することも珍しくありません。 中には本人同士はいがみあっていなくても、周りが担ぎ上げたせいで対立してしまうケースがあったりもします。 織田信長と織田信勝(信行)の例をはじめ、伊達政宗と弟・小次郎も有名ですね。 実は、深刻な兄弟ゲンカになったのは大名家だけではありません。 中には、仏様に仕える身でありながら主権を巡って争った兄弟も……。 天正十九年(1591年)の1月19日、本願寺が京都に再移転することになりました。 単なる引越しではなく後に東本願寺と西本願寺に分裂するキッカケにもなったものです。 経緯から振り返ってみましょう。 ※以下は信長と信勝の考察記事となります