お金の扱いをマスターできるかどうかは、私たちが考える以上に、心理や考え方と深く結びついている。 ナポレオン・ヒルは、一代で富を築いた500人のミリオネアを集中的に調査した集大成として出版した1937年のベストセラー『思考は現実化する』(1999年、きこ書房、田中孝顕訳)で、そう説いた。 一代で富をなしたスティーブ・シーボルドも、過去30年にわたって世界で最も裕福な1200人を取材し、同じ結論に至った。逆説的に聞こえるだろうが、裕福になることは、お金よりもむしろ考え方と関係していると、シーボルドは『金持ちになる男、貧乏になる男』(2016年、サンマーク出版、弓場隆訳)で書いている。 以下、裕福な人々の特徴的な考え方を22個紹介するので、今すぐに取り入れよう。本記事の投稿にはマンディ・ウッドラフ氏の協力を得ている。 1. お金持ちは貧困が諸悪の根源だと考える ……普通の人々は、お金を悪の源とみ