2014年ごろからやっと額面の給料が上がりだしたと思ったら、今度は社会保障費などの天引きが増え、消費税も上がり、いわゆる可処分所得は1996年時点と比較しても下がるという現象が2021年段階でも続いています。経済的不安定の中で結婚に踏み出せないのは仕方ないことでしょう。 というと、すぐおじさんたちから「経済的に恵まれていないからこそ結婚する方がいいのだ。一人口は食えねど二人口なら食える」とか「夫婦共稼ぎでやればいいじゃないか」とかの声があがりますが、生活基礎調査から20代の可処分所得の中央値を計算すると、2021年でたったの272万円しかありません。 半分以上が、300万円未満です。1996年の20代の可処分所得である281万円にすら到達できていません。若者からすれば「これでどうしろというのだ」といいたくもなるでしょう。 結婚はやはりお金が重要 恋愛はお金がなくてもできますが結婚は別です。