ブックマーク / georgebest1969.typepad.jp (3)

  • なぜ、国ごとに差が出たのか。そして第二波がどうなるか。

    現在、準備している文章の一部です。長いです。 以下に述べることは多分に仮説に基づいている個人的な見解です。 基的にぼくは診療のプロで、予測のプロではないために、未来予測はしないことにしています。臨床屋がやるべきは「想定されるシナリオを全部想定して、そのすべてのシナリオに対する最適解を模索する」ことです。なので、予測の欲望には抑制的であるべきで、「未来はこうなる」とは言わないものです。 しかしながら、今回はその定石をあえて選択せず、ある程度未来予測めいたものについても言及します。すなわち、「第二波がどうなるか」です。なぜ、未来予測めいたものを述べるに至ったかは、稿をお読みいただければご理解いただけると思います。 読者の皆さんを焦らすのはぼくの意ではありませんから、先に結論を申し上げておきます。つまり、 「第二波は第一波より(いろいろな意味で)小さいものになる可能性が高い」 というもので

  • 「感染症は実在しない」あとがき

    昔書いた「感染症は実在しない」を集英社から仕立て直して出してもらうことになりました。「あとがき」を追記したので、どうぞ。 英国がCOVID-19対策で、他国と異なる対応を取ると表明したとき、世界は驚いた。国民の多くにあえて感染を許容させ、集団免疫をつけさせようというのだ。かなりの「奇手」と思った(英首相の「降伏」演説と集団免疫にたよる英国コロナウイルス政策(小野昌弘) - Yahoo!ニュース [Internet]. Yahoo!ニュース 個人. [cited 2020 Mar 19]. Available from: https://news.yahoo.co.jp/byline/onomasahiro/20200315-00167884/)。 ところが、事態は二転三転する。この感染許容策に多くの専門家が批判を寄せた。議論が繰り返され、結局、英国は他国同様、保守的で「普通の」感染対策を行

  • 「「LGBT」支援の度が過ぎる」杉田論文の批判

    屋で新潮45の2018年8月号を購入し、例の杉田水脈氏の論考を読んでみました。タイトルは「「LGBT」支援の度が過ぎる」です。 学生指導するつもりで、ちょっと厳しめに読みました。 1 「この1年間で」LGBT報道がどれだけあったかを検索したそうだが、いつからいつまでの期間を検索したのかが書いていない。「7月8日現在」とあるので、2017年7月9日からの1年、などと推察はできるがちゃんと明記すべき。 2 報道数が毎日、朝日、読売、産経の順番だったことを受けて「朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道するのが好きなようです」と書いているが、そもそも報道数から支援的な内容かどうかは判定できない。批判しているのかもしれない。読売だって159件も報じているのだから、相当数の報道とも言える。データからの推測が甘い。 3 LGBTは差別されてい

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