「GRAVITY DAZE」では“何も決めない”ことを貫きました――ディレクター外山圭一郎氏インタビュー 副編集長:TAITAI カメラマン:田井中純平 ←12 日本的でありながら,世界で共感を得る作品 4Gamer: 国内ではすでに発売されている「GRAVITY DAZE」ですけれど,海外での発売はこれからですよね。とくに昨今のゲーム開発においては,海外市場を意識せざるを得ない背景もあると思いますが,本作で海外向けに気を配ったことはあるんですか? 外山氏: そこもいろいろ考えざるを得ない部分ですよね。ただ,僕が以前に手がけた「SIREN:New Translation」では,逆に向こうの土俵を意識しすぎたという反省があるんです。 4Gamer: 反省,ですか。 外山氏: 言ってしまえば,欧米風のゲームは,欧米ですでにいくらでもあるものです。だから,それをあえて日本で作って持っていく必要は