たまにはメモ代わりにブログ更新。 今回は「領有権棚上げ論」について。 領有権棚上げ論とは、訒小平が1978年10月23日、日中平和友好条約の批准書交換のため訪日し、「尖閣諸島の領有問題については中日間双方に食い違いがある。国交正常化の際、両国はこれに触れないと約束した。今回、平和友好条約交渉でも同じように触れないことで一致した。(中略)こういう問題は一時棚上げしても構わない、次の世代は我々より、もっと知恵があるだろう。皆が受け入れられるいい解決方法を見出せるだろう」と言ったことに端を発します。ちなみに、先日前原外相がこの件について言及し、あくまでも「訒小平の一方的発言」とし、日本政府として合意した経緯はないということが確認されています。 中国は1986年になって、この「領有権棚上げ」論を南シナ海にも適用させ始めます。同年6月に訪中したフィリピンのラウレル副大統領と会談した訒小平は、「我々は