ウクライナ東部ドネツク州デバルツェボで、仮の防空壕の中で座り込む子ども(2015年2月22日撮影)。(c)AFP/VASILY MAXIMOV 【2月24日 AFP】ウクライナ政府は23日、同国南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)近くに親ロシア派の武装勢力が集結し、政府軍への攻撃を続けていると発表した。国連(UN)が支持を表明していた停戦合意の行方に暗雲が立ち込めている。 ウクライナ軍の報道官は、戦闘が続いているため、停戦合意で定められた重火器の撤収を開始することは不可能だと述べた。15日の停戦発効後も、親露派は要衝の町デバルツェボ(Debaltseve)を掌握しており、西側諸国はロシアに対し、停戦合意の履行がさらに危うくなるようであれば追加制裁も辞さないと、重ねて警告している。 ウクライナ軍のバレンティン・フェディチェフ(Valentyn Fedichev)司令官によると、紛争